こんにちは、むなかたです。
AIを使って何かを作ってビジネスや収益につなげたいと思っている方は多いと思います。そんなとき、より多くの人が使ってもらうような道具よりも、「これ、自分以外に使う人いるの?」と思うくらい狭い用途に絞ったほうが実は良かったりします。
今日はそんなニッチすぎるツール開発についてお話させてください。
現場の知識という強み
「AIで仕事を効率化する」「AIで便利なツールを作る」といったテーマは、すでに多くの人が取り組んでいます。テーマが広いほど対象になる人は増えますが、そのぶん似たものも増えて、差別化するのが難しくなります。
AIは誰もが同じように使えます。だから誰でも再現しやすいものは早い者勝ちになりやすく、最初はお金になってもAIが普及するにつれて通じなくなっていきがちです。
最近は顕著ですが、他の人の作ったツールを参考にしてAIにコピー品を作らせる、なんてこともすぐにできちゃいますよね。
逆に、自分の仕事や趣味に特化したツールは、他の人がわざわざ真似しようと思いませんし、自分に専門性があるほど作ったものの精度も上がっていきます。
例えばぼくが昔作ったスマホアプリに、バドミントンのペア決めアプリがあります。これだけですでにニッチさが伝わると思います(笑)
試合回数がバラつかないようにしたい
参加者が途中で入れ替わったときに臨機応変に対応できるようにしたい
大会前だからペアを固定したい
ペアのレベル感をなるべく均一にしたい
使えるコート数を日によって柔軟に変えたい
などなど、実際にバドミントンをやっていないとわからない、細かいところに手が届くような工夫があちこちにあります。
こういった細部のこだわりは、ただただAIで模倣したアプリではなかなか再現することはできない点ですし、経験者ならではのアドバンテージが活きる部分ですね。
AIで価値を届ける2つの形
また、AIを使って価値を届けると言っても大きく2つの形があります。
「AIそのもの」を使って価値を届けるパターン
「AIに作らせたアプリやツール」で価値を届けるパターン
前者を商品にするのは、実は意外と難しいです。裏でAIを動かすにはAPI(外部のプログラムからAIを呼び出す仕組み)が必要で、使う人が増えるほど利用料も増えていく仕組みになっています。
利用者に「APIキー」というものを発行してもらえれば使用者に請求がいくようにもできるのですが、ツール利用のハードルが一気に上がってしまい、結局使える人が限定的になってしまいます。
それなら、AIでアプリやデスクトップツール、Webページを作って、それを相手に使ってもらうほうが現実的です。AIを使うのは作るときだけなので、一度出来上がってしまえばランニングコストは比較的安価で済みます。
「AIで〇〇しましょう」という話はよく聞きますが、「AIで作ったこのツールを使ってみましょう」という方はまだ案外少ない印象ですね。
身の回りの不便というネタ
ネタは身の回りにあります。「そういえばこういうツールってないよな」「既存のツールはあるけど、ここができなくて使いづらいんだよな」。仕事でも趣味でも、こういうものがきっとあるはずです。いちばん強いのは自分の専門と掛け算できるときで、ぼくの場合はそれがバドミントンでした。
作ったら、まずは身近な人に小さく試してもらいましょう。そこから収益につなげていく道も、まだまだあると思います。
みんな向けで勝負しなくて大丈夫。ニッチすぎるくらいの不便を1つ、思い浮かべて試してみてくださいね。


